俺様系後輩からは逃げられない?!
あの日から数日が経った
純くんは、また女子たちを取り巻くようになっていた
「小春…大丈夫?今日は一緒に帰ろうか?」
茉実が心配そうに訊いてきた
でも私は
「いや、いいよ。茉実、部活でしょ?私なら大丈夫だから」
「本当に?…辛かったら言ってね」
「うん!」
一応元気にしてたつもりだけど
やっぱり茉実にはバレちゃったかな
私は授業が終わった後、すぐに帰ることにした
それに
何だか無性に甘いものが食べたくなった
クレープ屋に寄ることにした
……
意外と今日は、うちの学校の生徒がいなくて
行く途中
1人で行くの恥ずかしいかなとか思ってたけど、ホッとした
「イチゴチョコクレープを一つお願いします」
「あれ?」
誰かが言った
私はその声のした方を見ると
「純といた子だ!」
希奈さんがいた