俺様系後輩からは逃げられない?!
「お待たせっ!」
「あ、いえ…。奢って頂いてありがとうございます」
「いや、全然!てか今高校何年?」
「高2ですけど」
「あ、タメじゃん!敬語いらないね」
タメだったんだ…
身長180cm近くありそうだったし
大学生かなって思ってた
しかも落ち着いてるし
「あ、俺、木村 大志(きむら たいし)。君何て言うの?」
「私は…日向 小春」
「よろしく、小春!」
え、急に名前呼び?!
変わった人だな…
「よろしく…木村くん」
「いや、名前で呼んでよ」
「え、いや、でも…」
「俺、苗字好きじゃないんだよ」
なんだそりゃ
私は何故かそれが面白くて
不意に笑ってしまった
「よろしく、大志くん」
「よろしくっ」
大志くんはクシャッとした感じに笑う
髪の毛も短髪で
ちょっと筋肉がついた身体
なんだか強そうに見えた