俺様系後輩からは逃げられない？！

「ちょっ、大志くんてば！」


クレープ屋付近まで走って来た

そして、大志くんはやっと止まってくれた



「ご、ごめん…つい…」


私は、大志くんに
付き合ってるって言ってしまったことを責めたかったけど

あんなに親身に聞いてくれた人に
悪いと感じて、結局黙ってしまった



「…俺、付き合ってるって言って、あいつの反応見たかったんだ」


「え…」


どうゆうこと？

反応を見るって…


「もし、小春のこと少しでも想ってるんだったら何かしてくるかと思って…。でも実際、あいつとは睨み合っただけで、やっぱり読めなかった」


「…そんなことまで…」


「いやいや、俺バカだからやっぱり分かんなかったし。本当ゴメンな」


「いや、いいよ」



「でも、少なくとも俺は、小春のこと想ってるよ」