俺様系後輩からは逃げられない?!
「…何で……何で一回捨てたくせに、またこんなことになってるの?これも私をからかってるだけなんでしょ?!」
言いたいことや涙が溢れて止まらなくなっていた
「ちょっ、小春先輩落ち着いて」
「どうせまた利用して捨てるんでしょ!」
「ちょ、小春先輩………小春っ!」
そう呼び捨てにされて、私はピタっと止まった
そして純くんは一つ溜息をした
それから
「…捨ててないよ、先輩のこと」
「だってあの時用済みだって…」
「いい加減気付けよな」
私はわけも分からず、ポカーンとする
「俺と先輩を中心にした計画なんだから、先輩が捨てられるわけないじゃん」
…計画…?
「でもあの男は想定外だったな…しかも何名前で呼ばせんてんの?しかも呼び捨て!それにあいつのことだって名前呼びだし、挙げ句の果てに付き合ってるとか言われるし…」
純くんはムスッとして言う
「…イマイチわかんないんだけど……純くんは結局何がしたいの?」
「ここまで言ってもわかんないの?…はぁ」
すると、純くんが私の顔に近づいて
「こうゆうことだよ…」
チュッ…