俺様系後輩からは逃げられない?!
「ねぇ…私たちってなんなの?」
ふと思いついたことを純くんに訊いてみた
「え?恋人だろ」
「へ…」
そんなストレートに言ってくるなんて思わなかった
私は一気に顔が赤くなった
「何照れてんの?か〜わいい〜」
「もうっ…」
「もっとすごいこと教えてあげよっか?」
「何それ?」
純くんは得意気に微笑って言った
「俺たち、結婚を前提にお付き合い始めんだよ」
「…っ!!はあっ?!」
「なに…嫌なの?俺今の結構傷ついたわ…」
純くんは犬がシュンとしたように言う
反則でしょ!!
「いや、嬉しい!いきなりのことでビックリしちゃったの!」
すると
純くんはニヤッと笑って
「へえ〜嬉しいんだ〜」
また、はめられた…
結婚なんていつの話だよ!
……
これから先、私はまだまだ
振り回されるのだろう
なんたって、
彼からは
逃げることが出来ないのだから
.....fin