右耳ピアスのアイツ
「触んな「俺の女に触んじゃねー。」

顔を上げると、恋が居た。

喧嘩なんて慣れてる私でさえも、思わずびびる位の殺気。


………恋怖ー。


男は、恋を見た瞬間に逃げ出した。

一般人が見たら相当怖いだろうな…。


「夏輝大丈夫か!?」

恋が殺気を出したまま聞いてくる。

「大丈夫だけど、
………殺気やべーよ?」

私は正直にそう言った。

「あ、わりー。つい、な…。」

そう言って、優しく笑う恋。
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