契約の名の友達
母さん~母さん~遊びましょう
おいでやこんこん何するの~

下山~下山~村に行きましょう
またまたまたまた友達来るの

すぐに消えちゃう、、、いらない

母さん~母さん~遊びましょう
友達消えたまた来るの~

いらないいらないもぉいらない
私の欲しい友達は~

命を捧げに来る子だよ~

母さん~約束したあの子~
まーだかな~


ゾワワッ!

何だろ、この感じ...

胸やけ?寒気?うーん、分からない


「なんか、やばそうだね...」

「な!そう思うだろ?だけどそれが全然...」


この歌は山に住む親子の会話を題材に
作られた歌なんだって

山に住んでるのもあって中々友達の
作れない子供のために親が村の人とある
【契約】を交わすことによって友達を
子供に与えたんだとさ


「どう?意外といい話じゃねぇ??」

「う、うん...そうだね」


いい話?私にはそう思えない...

なんでだろ...特に理由はないけど
とにかく、いい話とは言えないような
気が、する...


「はぁ〜、話疲れた〜
俺寝るゎー、じゃ、お休みー」

「え?ちょ、あ...はぁ〜...お休みなさい...」


ちょっと話しただけで話疲れたって...
まぁ、確かに陽弥にしては良く話した
方かもね(笑)

いつもはバカ話ばっかだしね(笑)


「わぁー綺麗...」


窓から見えるその都市は綺麗なのに

さっきの違和感が何故かずっと心の中に
居座るような...


「...私も寝よう...」


その違和感を紛らわせるため
忘れるために、深い眠りへと入っていった
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