[短]Blue sky


よしっ。



ただ今2時ぴったり。





「行ってくるね。」


お母さんに声をかける。




「がんばってらっしゃい。」





家を出て空斗の家の前に立つ。




ドキドキドキドキ…



もう手が震えるっ。


落ち着け自分っっ。





深呼吸して、いつものようにチャイムを押そうとした。





その時、


ガチャ


「あら亜海ちゃん?」




「あっこんにちは」




空斗ママだ。



「空斗います?」




「いるわよ。部屋にいるから、上がって。私は買い物に行くから。」



じゃあね、と言って空斗ママは行ってしまった。



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