幼なじみの彼と彼女
気分転換に街に出掛ける。

買い物にでも行けば、少しは楽になるかな、なんて。

梓はそう思ったけど一人で歩く人混みはまるで。

答えのない迷宮をさ迷っているようで、余計に気分が沈んでいった。



「摂津さん?」

梓はふと、振り返る。

武紀だった。
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