幼なじみの彼と彼女
3.夏休み
激しい、夏休みの幕開けだ。
祥太郎の口からそんなに激しく、強引な命令が出るとは思いもせず。
『これって、付き合うっていう事なのかな…』
肝心な所を言ってない祥太郎。
梓の心の中にはモヤモヤ感が残る。
「梓ー!!」
夏休みの宿題をしていると、外から祥太郎の声が聞こえた。
窓を開けると祥太郎はブンブン、と手を振って。
「家に上がるよー?」
…まるで。
昔の雰囲気に戻ったかのようだった。
私が頷くと祥太郎は笑って入ってきた。
それを見ていた井戸端会議中の近所のおばさんたちが
「また仲良くなったのねえ、長いケンカだったわね」
と、もう話題にしていた。
祥太郎の口からそんなに激しく、強引な命令が出るとは思いもせず。
『これって、付き合うっていう事なのかな…』
肝心な所を言ってない祥太郎。
梓の心の中にはモヤモヤ感が残る。
「梓ー!!」
夏休みの宿題をしていると、外から祥太郎の声が聞こえた。
窓を開けると祥太郎はブンブン、と手を振って。
「家に上がるよー?」
…まるで。
昔の雰囲気に戻ったかのようだった。
私が頷くと祥太郎は笑って入ってきた。
それを見ていた井戸端会議中の近所のおばさんたちが
「また仲良くなったのねえ、長いケンカだったわね」
と、もう話題にしていた。