幼なじみの彼と彼女
「一緒に宿題をやろうと思って」

祥太郎は笑って持参したお菓子を差し出した。

梓もそれを素直に受け取る。

「家の手伝いは?」

「今日は兄ちゃんの番」

鼻歌混じりで祥太郎はご機嫌だった。



聞いてみようかな。



今日なら少々の事を聞いてもキレないかもしれない。

梓は唾を飲み込んだ。
< 18 / 132 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop