幼なじみの彼と彼女
「あー!!」

宿題をしながら祥太郎は叫ぶ。

「わからねー!!」

そしてそのままゴロン、と横になった。



翌日は祥太郎の家で宿題をしていた。

目標は7月中に宿題を終わらせること。



それが終わったら二人で一度はプールに行く約束をしていた。



「祥ちゃん、頑張りなよ」

梓はわからないなりに宿題を仕上げていた。

「後で…見せて」

寝ながら梓の足をパチン、と叩く祥太郎に

「甘えんなー!!」

と梓は足で祥太郎を蹴ったら…

顔面に足がヒット!!



「ううう…」

唸る祥太郎に慌てて

「ごめん!」

謝る梓だけど。

祥太郎が起き上がろうとしたら、今度はテーブルに頭をぶつけ…

「祥ちゃーん!!!」

ゴチン、という音の後に梓の大絶叫が家中に響いた。
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