幼なじみの彼と彼女
「梓ー!!」



翌朝、玄関先から祥太郎の馬鹿デカイ叫び声が聞こえた。

「祥ちゃん、ウルサイ」

外へ出た梓は人差し指で祥太郎の額を突いた。

えへへ、と祥太郎は笑うと

「さあ、行こう」

と言って、梓の手を握った。



何年ぶりだろ…



梓も祥太郎に手を引かれてゆっくりと歩きだした。
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