幼なじみの彼と彼女
「良かった〜!」

みんなが帰ってから両親である賢司と彩子と3人でコタツに入りながらホッとした様子でパタリ、と台の上に顔を乗せた。

「良かったっていっても、まだそーや真由ちゃんが一緒になるって決まった訳じゃないよ」

賢司もそう言うけれど、安堵の表情を浮かべている。

「まあ、そうだけど…」

賢司にそんな風に言われると何も言えなくなってしまう祥太郎だけど、確信があった。



きっと、総一と真由は結婚する。
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