幼なじみの彼と彼女
「梓ー!!」

毎朝、祥太郎は梓の家の前で叫ぶ。

それは中学2年になっても一緒。

「はいはい、ウルサイ」

梓は玄関先に現れると手で祥太郎を追い払う仕草見せた。



最近、少し大人っぽくなってきた梓にドキドキする事がある。



「祥ちゃん!」

いきなり梓に腕を引っ張られ、ドキッとする。

「危ないよ?」

もう少しで電柱にぶつかりかけた。

「ああ…」

心配そうに覗き込む梓の顔をまともに見つめられない。

…何、コレ?

恥ずかしくて、たまらない。
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