幼なじみの彼と彼女
「祥ちゃん、どうしたの?」

いきなり家に来てくれ、と電話が掛かってきた梓は慌てて祥太郎の家にやって来た。

祥太郎の腕の中ではウトウトと眠りにつきかけている睦海がいる。

「わあ!可愛い!!」

思わず声を上げた。

「半日という約束で預かったんだ」

ようやく、懐かれた祥太郎はホッとした笑みを浮かべている。

「うわあ、赤ちゃんなんて近くにいないからホント可愛い!」

梓のハシャギっぷりは本当に可愛かった。

祥太郎はドキドキし始めた。
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