幼なじみの彼と彼女
9.進路
中学3年になると。
いよいよ進路を決めなくてはいけない。
「俺、高校行くの、辞めようかな…」
いつものように朝、登校していると急に祥太郎が呟いた。
梓は目を丸くしている。
「やっぱり、世界を目指したいなあ…」
祥太郎はそう言って天を見上げる。
梓は下を向いた。
何となく、祥太郎がそう言うのは。
雑誌に載ってた記事やテレビの放送などでわかっていた気がした。
いよいよ進路を決めなくてはいけない。
「俺、高校行くの、辞めようかな…」
いつものように朝、登校していると急に祥太郎が呟いた。
梓は目を丸くしている。
「やっぱり、世界を目指したいなあ…」
祥太郎はそう言って天を見上げる。
梓は下を向いた。
何となく、祥太郎がそう言うのは。
雑誌に載ってた記事やテレビの放送などでわかっていた気がした。