幼なじみの彼と彼女
脳腫瘍…かぁ

梓は家に帰ってから自分の心の中で呟いた。

どう、祥太郎を慰めていいのやらわからない。

一番の理解者でありたいと思うのに。



窓から祥太郎の部屋を見つめる。

部屋の明かりはついていない。



…どうしたんだろう。



気になって隣の家に行こうとしたけど。



行けなかった。
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