ロンド~輪廻~
翌日は洋平とのデートのはずだった。

しかし、亜紀は昨晩の事を洋平にどう聞いたらいいかわからなかった。

そして、洋平と会うのが怖くなった。

気づいたら約束の時間の5分前になっていた。
いつもなら洋平が迎えに来る頃だ…

しかし、洋平は現れない。

そして、亜紀は一つの結論を出す。

《洋平は本当に私と別れる気なの?あの人と付き合うの?》

亜紀に去来する不安。
しかしそれでもまだ洋平を信じたい。
心の中で葛藤する…
洋平を信じべきか否か…

何が正解かかわらなくなった亜紀はただひたすら洋平を待つ事にした。

そしてその日以降、亜紀は一歩も外に出なくなった…
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