俺様×天然×優男
「このクマ、片目とれちゃってるね」
私のタヌ五郎を持ち上げたのは、
きれいな金髪の人だった。
「私ね、裁縫得意なの!良かったら、直させてもらってもいいかな?」
こんな美人さんでお裁縫も得意なんて・・すごいな・・
「は・・はい!」
「ごめんね~・・私のクソな幼馴染のせいで・・ほら!ゆづるも謝って!」
「な!なんで俺が!」
「はやくしろ!」
「・・・ゴメンナサイ」
チャラチャラしたひとと、かっこいいひとと、きれいなひと・・美男美女だなぁ・・
「ごめんね・・葉奈(はな)ちゃん・・」
そんな何回も謝らなくていいのにな・・って・・あれ?・
「なんで・・私の名前知ってるんですか?」
「なんでって・・・同じクラスだよ?私は杉山 香織(すぎやまかおり)よ。さすがに、この二人の名前は知ってるわよね?」
杉山さんはチャラチャラさんとメガネさんを指差しながら言った。
・・・・・・・誰だ・・・・・・
「すいません・・・わかりません・・」
「っぷぷぷ・・」