俺様×天然×優男
「一年A組佐伯葉奈。いっつもクマ持ち歩いてる変なやつ。早弁はするし、学校内で迷子になるし。とにかく変なやつ。っていううわさ。」
なにそれ・・・・まさに私ではないですか・・これが普通だと思ってたんだけどなぁ・・・
うー・・
そういえば・・
「名前・・・教えてください」
いろいろあってまだ聴いてなった
「俺は宮内 悠(みやうち はるか)んで、こっちのチャラチャラしたやつが、田代結弦」
宮内くんと田代君。それに香織さん。
「クマの目といい、転ばせた・・・てか飛ばした・・おわびとして、なんか言うこときくよ?」
宮内君、優しいな・・・
「なんでだよ!もう謝っただろ!おわびなんかしなくてもいーじゃんか!」
田代君は意地悪だなぁ・・
でも・・宮内君にお願い事すれば、かなえて、くれるのかな・
「あのっ!わ・・私、お友達が欲しくて・・その・・」
「「「っぷ」」」
「なっ何で笑うんですか?みなさん?」
「いや、やっぱお前、変なやつだ。いいよ。ソノ友達ってやつにこと結弦様と二人の下僕がなってやろう。光栄に思え!」
「「誰が下僕だ!」」
「みなさん、ありがとうございます!」
「敬語だーめ!俺たち、もう友達なんだからね?」
「う・・うん!」
タヌ五郎、私始めて友達ができたよ!
だけど、友達作りはそう簡単ではない・・
周りにいる女子たちの目線がすごくひんやりとつめたいものだったことに、私は気づかない振りをした。