【完】強引に、キス
悠雅が私の手にある紙屑を見つけた
クシャ
「あ、うん。でも生徒4人からは悠雅のおかげで何もないよ」
「って事は、他の奴らか…いっそのこと俺の事言って、権力で嫌がらせ止めるか…」
悠雅が今にも大声をだしそうになったので急いで止める
「いーよ!そこまでしなくて大丈夫だから」
「なに、何を言うの?」
何も知らない美亜が不思議そうに私をみる
「私生活をわざわざ学校で全校生徒に公表しなくてもいいって話」
せっかく普通の生活を送ってるのに、もし言ったら悠雅が特別って知った生徒は何するかわかんないよ
「言っとくけど俺はお前の為なら何でもするからな!」
「それじゃ、別にお話ししてもよろしいわね?」
力強く言い切る悠雅の言葉にのっかかるように、例の先輩方が久しぶりに現れた