【完】強引に、キス

そう一人で自問自答を繰り返していると、一台の車の音がした。

あの黒い車は…以前に見た悠雅ん家の車！


予想は的中で、車が私の前で停まり、中からグチャグチャに乱れた制服姿の悠雅が。


「わり…待たせた」

「大丈夫だけど…どうしたの、寝坊？」

私が問うと、悠雅は繚辺さんにお礼を言うと、カバンを持って車の扉を閉めた。

「ん、ちょっとな」

すぐに車が発進して、私達は学校へ向かう道を歩く。

学校について、下駄箱で靴を履いた後悠雅の乱れた制服を直して悠雅をみた

「悠雅、ほんとに大丈夫？」

口では表せないけど、何が違う。それを感じたから聞いてみるけど悠雅は何もないの一点張りで…

とにかく、予鈴もなったので教室へ急いだ。