【完】強引に、キス
食事が始まってどのくらいたっただろうか
目の前に出てくる使用人が作った飯は、俺に何も食欲をわかせなかった。
「悠雅、食べないのか」
「…部屋戻るわ」
「待ちなさい、まだ終わってないだろう」
俺は親父の言葉を無視して歩き続けた。
繚辺が俺のフォローを入れてくれてることだけがわかった。
「悠雅様、大丈夫ですか?」
部屋に入ってきた繚辺が俺を気遣う
「繚辺、車だしてくれ。音亜に会いに行く」
「かしこまりまし」
「悠雅」
繚辺が返事を仕掛けた時、秋吉が部屋に入ってきた