【完】強引に、キス


プルプルッ


音亜の携帯の呼び出し音がなる。


五回目くらいのコールであきらめかけたとき、「もしもし」と音亜の声がした


「あ…、俺だけど」

俺は音亜の声に反応して声を出す


「…幸司……」



音亜の声が震えてる……。おかしい



「お前いまどこいんの?」



俺が疑問を感じて問いかけると、音亜は弱々しい声で答える


「…公園…ッ…」


「バカヤロッ!そこ動くなっ!!」

ブツッ


俺は音亜が今、1人で、しかもいい状態じゃないことに確信を持ち、乱暴に電話をきった



そして、近くにあるアウターを適当に手にとり、走って施設をでる



近くにあった自販機で、ポケットにあった小銭を出してホッとの缶のミルクティーを買うと再び走って音亜の元へ急いだ。


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