【完】強引に、キス
施設に戻ると、目の前には音亜がいた
「幸司…ごめん。私もう大丈夫だから!ご心配かけました。明日からちゃんと学校行くね」
無理してんのバレバレの笑顔で、必死に安心させようとする音亜
「ばかやろ…」
「キャアッ」
俺は音亜に抱きついて頭を思いっきりぐりぐりした。
「明日から俺がずっと音亜の側にいる!学校の送り迎えもする!もう音亜を傷つけさせねえ」
そう言うと、また音亜は静かに泣いていた。
音亜、もうお前を1人で泣かせたりしねえから。
俺がお前を守る。
昔決めたみたいに、今もう一度、お前に誓うよ
…………………………………………………好きだ。