【完】強引に、キス
「んぢゃあ、帰るね!気ぃつけるんだよ?」
「わかってる(笑)!ありがとう」
「じゃ、またラインするよ!バイバイっ」
手をふりながら改札を通る美亜を見送って、背中が見えなくなった所で私も、方向を変えて施設に向かって歩く
前を向いた時、一台の車が道に停まってるのが目に入った。
いかにも怪しい車……
そう思っていると、車の後部座席の窓があく
「美鈴…音亜さん、かね?」
声をかけてきたのは、依然、悠雅の家の前で櫂堂さんと一緒にいた男性だった