【完】強引に、キス
1週間前
»嫌がらせ
あの日から悠雅の下駄箱にも変な写真や手紙が入るようになった。
写真は明らかに合成だってわかるから、悠雅は何も言ってこないけど、、
“美鈴音亜は他に男がいる”
“夜の仕事をしていてお前に貢がせている”
他にも嘘ばかりの事を書いた紙たちが沢山はいっていた。
私の所にはお決まりのように
“櫂堂君から手をひけ。痛い目みるぞ”
脅迫文。
「音亜、気にすんな」
悠雅は手を強く握って落ち着かせてくれる
「ありがとう」
私は気にしないように、悠雅の強い力、温もりに集中して帰り道を歩く
「…大丈夫か?」
「うん。わざわざこんな所までごめんね」
この嫌がらせが起きてから、悠雅は施設の前まで送ってくれるようになった。
そして、最後は優しいキスでバイバイ