【完】強引に、キス
»守るため
会社を出て、携帯のディスプレイに悠雅の名前を表示する
プルル
「はい、音亜どうだった?香坂は大丈夫だったか?」
いつもの落ち着く、大好きな悠雅の声
「…うん。美亜ね、長谷やんの事考えて昨日寝れなくて寝坊しちゃったみたい!」
「なんだそれ(笑)よかったな」
「うん………良かった!」
悠雅にうそをついて、明るい声を出す
「音亜なんかあった?」
「……話したい。今から…あえない?」
「ああ、わかった。すぐ行く」
私の態度に何か感じたのか、声のトーンが変わったけど、気にせずに話を進めて、悠雅をいつもの公園に呼び出した