【完】強引に、キス


「これが、那波の写真とビデオ、これが音亜の父さんの家にあったアルバムだよ。また来なさい。お前は御蔭家の娘だ。いつでも大歓迎や」


帰り際、車にのる私に袋に入ったビデオとアルバムを渡してくれる重利さん

「ありがとうございます。今日は本当にありがとうございました。またゆっくりお食事にも来ますね」

「ああ。待っているよ。…櫂堂の息子」

「悠雅です」

「そやそや、悠雅。道重によろしくな。後、またそっちに顔出すと言うといてくれ」

「はい、わかりました」

話を終えると、繚辺さんが重利さんに一礼をして車のドアを閉める


「繚辺、また連絡する」

「あぁ嶺、元気でな。でわ、失礼します」


嶺さんと会話をすませて車のエンジンをかけて出発する

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