【完】強引に、キス
「悠雅、このお嬢さんの事を離すつもりはないんだろう?」
「ああ。だから、親父には悪いけど、俺は秋吉との婚約は破棄させてもらう」
「そうか」
淡々と進む会話
あれ?想像してたのと違う
だって、漫画とか小説だとこの場合、2人の仲を裂こうとしたり、私を嫌うお母様が出てきたり…
「悠雅、音亜さん、ついてきなさい」
道重さんは近くにいた繚辺さんに声をかけて外出の用意をする
「………あ、あぁ」
悠雅も話が見えないようで、戸惑った感じだった