【完】強引に、キス

いつも悠雅が送り迎えしてもらっている車より、少し大きく後部座席にスペースがある車に乗り込み、車が動き出す


「あ、あの…どちら、へ？」


「２人を認める前に済ませるべきことがあるからね。それをしにいくんだよ」


「「…？」」

２人で目をあわせて頭に？マークがういたまま、道重さんはそれ以降口を開くことはなかった。


車が走る道は、いつかに見た事のある風景で、目的地に近づくごとに私の心当たりは確信へと変わっていく


ガチャ

「どうぞ」


繚辺さんが後部座席のドアを開けて、道重さんが外へ出る


その後に私と悠雅も外へ


「ここって………」

悠雅はまだ何が何だか分かっていない様子



道重さんはすぐに中へ入っていき、私達も慌てて後ろをついていった