【完】強引に、キス


「ただいま」


話をしていると悠雅のお母さん、ホノカさんが帰ってきた


「あらっ!重利さん!いらっしゃい」

「お邪魔しとるよ。相変わらずべっぴんなこって」

「まぁ、お上手ね」

「ホノカ様、お久しぶりです。どうぞ」

嶺さんが椅子をひいてエスコートする

「嶺、相変わらず、繚辺にまけず良い男ね」

「ホノカ、食事の最中だ。やめなさい」

「あなた、いーじゃない。私は仕事中ずっとお上品に過ごしてるんだから」


道重さんとホノカさんのツーショットは滅多にみられないレア級のレアなのに、目の前で会話をしている事に私は感動をして挨拶のタイミングを失う


「あら、どちらさま?」

「っ!あ、えっと、お邪魔させてもらってます!ゆ、悠雅さんと同じ学校に通ってる」

クククッ

「音亜、噛みすぎだろ(笑)」

悠雅だけならず、道重さんと重利さん、さらに繚辺さんと嶺さんまで笑い出した


道重さんの執事(難波さん)は、笑うのを堪えているのか顔がひきつっている

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