【完】強引に、キス
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悠雅side


「お前に俺の何がわかんの。見た目しか見てねえくせに」


「……っ。私、諦めないからっ」


あーまた、たいして本気でもないのに、こいつ何回振られたら諦めるんだよ。


3年の秋吉深里。ちょっと親が金もってるからって学校で権力振り回すカス。

俺が入学してからもう10回以上告られてるけど、俺はこいつが本気じゃないって知ってるから断り続ける。


コイツの目的は、自分のランクを上げるため。女に人気の男を彼氏にできたら自分は他の女達の頂点にたつ。


だから、自分以外の女に告らせないためにファンクラブを作って、ルールを作ったり、抜け駆けした奴はシメル。



ダンッ


「くそ…なんでいつもいつも……。本当に欲しい相手は振り向きもしねえのに…」



苛立ちで横にある木を思いっきり蹴った。



俺が欲しいのは、音亜。お前だけだ



悠雅side おわり


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