【完】強引に、キス
9ヶ月前

     »俺の女になれ



「音亜(おとあ)おはよーっ!早く早く!ホームルーム始まるよーっ」


教室の窓から頭を出して声をかけてくれる友達、香坂美亜(こうさか みあ)。



私はここ星凛高等学院に通う高校2年の、美鈴 音亜(みれい おとあ)。



美亜とは名前の最後の漢字一緒だねってきっかけで、入学してから初めて仲良くなった。


「ふぁーいっ」

遅刻ギリギリで走って登校、


私は慌てて階段を駆け上がる



バタバタバタバタッ


廊下を走り、じぶんの教室2-Bが見えると勢いよく扉をあけた



ビシャンッッ

「まッ……間に合った!」


私が肩を揺らしながら息をして、前を向くと目の前には担任が仁王立ち


「コォーラァ、美鈴(みれい)。何が間に合っただぁ?」


右の口角をあげて、不気味な笑みをつくり、眉間をピクピクさせる担任、長谷(はせ)やん。

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