【完】強引に、キス
「えー、1位は……見事短期間で試練をも乗り越えた、2-B!!beauty salonです」
「「キャァァァァアッッッ!!!」」
私達は今年一番の声を上げて喜んだ。長谷やんも満足そうに歯を出して笑っている。
「さあ、2-Bさん舞台へ上がって一言どうぞ」
私達は全員で舞台にあがり並ぶ。もちろん横には悠雅と美亜、会計をしてくれた井出くんが。
「えっと、ありがとうございます。この順位は助けてくれた先生と仲間達のおかげだと思っています。……本当に……」
嬉しさのあまり、涙が溢れてしまった私の手から悠雅がマイクをとった
「音亜は俺の彼女だ。もう誰にも傷つけさせない!!!」
悠雅が言い切ると、私の肩を抱いた。こんな全校生徒の前で恥ずかしいはずなのに、悠雅の腕の中が凄く心地いい。
しだいに、拍手が聞こえてきてたちまち拍手でいっぱいになった。
この日から、私達は学校の有名カップルになりました(笑)