【完】強引に、キス

「いいとこ」


悠雅はそれだけ言うと、私の腕をひいて歩き続けた


電車に乗って20分、そこから歩いて10分


「悠雅…まさか、今日の目的地って」

私が悠雅に問うと、悠雅は私を見て「あぁ」と答える。


私は興奮した気持ちを抑えずにはいられなかった


だって、今日の目的地は遊園地だったから!

「嬉しいっ!悠雅と来たかったの」

「良かった。ほら入るぞ」

悠雅が再び私のてを握って歩く。

「そーいえば、この遊園地の観覧車のジンクス知ってる?」

「ジンクスなんかあるのか?」

チケットを買ってくれて入場する。この遊園地は有名で、あたりはお客さんでいっぱい。

「うわぁぁあーっ」

「何乗りたい?」

「あれ!あれがいーっ」

私は悠雅を引っ張るようにアトラクションへ向かい全力で楽しんだ。


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