【完】強引に、キス


ガラガラ

「お前ら席つけー!新年あけて今年も楽しむぞー」


長谷やんが教室に入って来るなり、美亜は机に伏せた。


長谷やんも美亜を気にしている様子。


この2人もまだ問題ありなよう。


「あれ、悠雅は来てないのか……美鈴何か聞いてるか?」


「あ、なんか今日遅れてくるみたい」


「?そうか、わかった」


自分でもわかってる。今の答え方がおかしいことくらい。


絶対なんか変だった。長谷やんはそれに気づいたんだと思う。



それから一週間後、結局、悠雅が学校に来る事はなかった。


昼休み

「でねっ、モデルのミリがさぁっ……」


お昼ご飯、美亜と食べていつもの会話をしてすごす。


「えーっ、まじ?いーなぁ……」


女子トークを咲かせていると、ポケットで携帯が震えた。


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