【完】強引に、キス
ホテルはホテルでも、私はてっきりラ○ホテルだと思っていたから、前につくなりリムジン止まってるわ、フロントは煌びやかでまわりにはビップそうな人がいるわで、
部屋についてもかなり上の階らしく、窓の外は街が広範囲見渡せて、多分、夜景やばいと思う。
ベッドもかなりフカフカそうだし装飾一つにしてもすごく高そうな、私には縁がない場所だから。
「こんな高そうな場所むりだよ!私そんなお金ない!」
「大丈夫。心配しなくていい」
私から離れてベッドに腰掛ける悠雅。
「ここ俺の知り合いが経営してて、半額以下になるから。音亜は何も心配しなくていい」
知り合い……半額以下っていってもかなりの額いきそうだけど……
「ほ、ほんとに……?嘘じゃ、ない?」
「ん。本当。でなきゃ逆にフロントに止められてるよ。俺ら制服だし、音亜が考えてるような金額がいる知らない場所だったら、だろ?」
確かに、私達はこの超が付くような高級ホテルに堂々と制服で入ってきたけど、フロントの人は悠雅とスムーズに話を進めていた様に見えた。
「……わかった」