【完】強引に、キス
渋々、返事をすると悠雅は両腕を伸ばして私を待っている
「……っ」
少しずつ近寄って、最後は悠雅に腰を引かれて抱きしめられた。
「音亜」
私の胸に顔をうずめている
「ちょっ……ゆ……」
恥ずかしさから体を離そうとすると悠雅が顔を上げて目を合わせた。
私は悠雅に引き寄せられるように顔を近づけ、そっと唇同士が重なり合う。
続けて悠雅の舌が口に入ってき、呼吸が荒くなると、悠雅に勢いよく引っ張られてベッドに倒れ込んだ。
「音亜」
名前を呼ばれて何度も何度も唇をあわせた。
唇が離れて目を開けると、上から見下ろす強い目とあい、胸がきゅんとなる。
「音亜……」
悠雅がシャツの中に手をいれてきた。
「あ………」
ひやっとして、少しゴツい、握られたら安心する悠雅の手がお腹から上に上がってくるのがわかる。
「ゆ……うが……」
「音亜……好きだ」
震える私の額にそっとキスをしてふくらみに触れた。