【完】強引に、キス
»噂と真相
悠雅と初めて1つになって2週間
コソコソ
「ねぇ……きいた?」
「聞いた聞いた……あれでしょ」
コソコソ
「かわいそー」
「同情しちゃうね」
コソコソ
学校に入るなり、周りにいる人達が私を見ていやな顔をする。
「なにあれ」
美亜がまわりを睨んで私をかばう。そこにいつかの先輩方が現れた。
「あら貴女、聞いたわよ。大変苦労されてるみたいね」
心配してるとは思わない嫌みな顔で話す秋吉先輩。
「あんた何?停学とけてまた嫌がらせしにきたの?懲りないのね。音亜、行こ」
美亜が私の腕を引いて歩き出す。
「コレ、貴女の家でしょう?」
秋吉先輩の護衛の1人が写真を取り出して見せてきた。