どんとしてきゅんとして



とっさにその子の腕をつかみ、引き寄せて、本棚にもう一方の腕を当てて自分と一緒に支えた。

───あれ。


これ、、、


─引くよねぇ…

先ほどのクラスメイトの会話が頭をよぎる。

「あ、、、その、ごめん、平気?」

ゆるゆると力を弱めながら、小さい体をさらに縮めていた女子をしっかり立たせると、問いかけた。

その顔は、、、

「だだだいじょぶです…あ、ありがとうございました」




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