ピンクの百合の花言葉。
「名波さーん!呼んでるー!」
クラスメートが叫んでいる。
「まさかの本日、2回目か。」
ニヤッ
芙由さん、完全に楽しんでますよね。
廊下に出ると後輩らしき男の子。
『こんにちは!なんだったかな?』
「あ、あの!昼休みに屋上に来てください!では!」
ペコッ
タッタッタッタッ…
立ち去るの早っ!!
おーい!少年ー!姉さん行くなんて言ってないぞー!
てか、なんだあのキラキラした目はー!
仔犬のようなクリクリの目!
不覚にもキュンとしてしまったわ〜。
彼のことはキラキラくんと呼ぼう。
(ネーミングセンスなさすぎるだろ。)