かすみ草の恋
「あらあら〜
いらっしゃ〜い!!
リンちゃんにレイくん
そこのかっこいい子は??」
「今井です。
今井万里と言います。
今日は突然押し掛けてしまって申し訳ありません」
と丁寧に頭を下げた今井くん。
「あらあらカッコいい〜!!
レイくんに匹敵する程カッコイイ子なんて初めて見たわ〜!ママ感激〜!
あらあら紅茶買って来たの??
ではその紅茶淹れましょうね!」
と言ってキッチンへ入って言ったママ。
今井くん、素敵!!
カッコいい上にきちんと
挨拶もできるのねー!
レイジが今井くんを見て
ふんっ
ってなってる。
もう、なんでレイジは今井くんにあんな態度取るのかな?
あっ!そうか!
大好きなお姉ちゃんを取られるかもしれないからヒヤヒヤなんだね(笑)
レイジってなんだかんだ言ってリンカの事好きなんだね……
レイジ、かわいいなぁ…
クスッ
と私が笑うと今井くんが
「ん?」
と私に向かって首を傾げたので
私は今井くんにこっそり近づいて耳打ちした
「ふふふ(笑)
どうもレイジが今井くんを目の敵にするのはリンカが心配だからみたい…
今井くんは他に好きな人がいるって
レイジは知らないから…
……ごめんね…
本当はレイジは凄く優しいんだよ?
こんな私の事もいつも気にかけてくれるから。何かあったら私に言って?
だからわかってあげて…?」
今井くんがこっちに振り返ったので
シッと自分の口に人差し指を当てて
「レイジには内緒」
と囁いてニコッと笑った
すると今井くんは
ちょっと考えるような仕草をして
「そっか…
ふーん気がついてないんだ」
よく聞き取れなかった私は
首を傾げた
???
すると私の頬を包み込むように
手で触れて
「ううん。こっちの話!!
何かあったら橘に言えばいいんだね?
でも俺の好きな人アイツ知ってるよ?
だからあんな態度なんだ…」
と私の頬に手を当てたまま
今井くんが言うから真っ赤になってドキドキしていると
リンカが来て、今井くんの手を掴むと
「今井まで盛るな」
と言って、私の顔を見てイタズラっ子のような笑顔でリンカが言った
「この野郎どもといると
アップルパイじゃなくて
ミカが食われるわ。
ミカは私が守る(笑)」
ぷっ(笑)
リンカかわいい〜
リンカならまだしも私がそういう目で見られるわけないじゃない…
小さい頃から、地味な私の顔はリンカの綺麗で華やかな顔を引き立ててきたんだから。
だからと言って、リンカに嫉妬なんて沸いたことない。
だって、同じ土俵になんて到底立てる
レベルじゃないし
リンカがその整いすぎた容姿で苦労する姿もたくさん見てきてるもの。
私は恋なんておこがましいし
リンカが幸せになってくれたらいいけど
下を向いて歩く生活はもう辞めなくちゃ
そうじゃないとこの心配性なリンカも
本気の恋は出来ないみたいだから。
少しずつ治すようには最近努力してきたけど
今日腰の辺りまである髪を
バッサリ切ろう!!
何かしないと変われないと思うから…
なんて多少脱線した事考えてたら
「ミカはカワイイわよ?
誰がなんと言おうと
ミカはカワイイ。ミカの可愛さは私が
ちゃんとわかってる!(笑)」
と輝かしい程の綺麗な顔で優しく微笑むリンカにジーーンときて
ちょっと胸が熱くなったのを
誤魔化すように
「あっ!アップルパイ!
切って持ってくるね!!」
と言って私もいそいそとキッチンへ入った。
いらっしゃ〜い!!
リンちゃんにレイくん
そこのかっこいい子は??」
「今井です。
今井万里と言います。
今日は突然押し掛けてしまって申し訳ありません」
と丁寧に頭を下げた今井くん。
「あらあらカッコいい〜!!
レイくんに匹敵する程カッコイイ子なんて初めて見たわ〜!ママ感激〜!
あらあら紅茶買って来たの??
ではその紅茶淹れましょうね!」
と言ってキッチンへ入って言ったママ。
今井くん、素敵!!
カッコいい上にきちんと
挨拶もできるのねー!
レイジが今井くんを見て
ふんっ
ってなってる。
もう、なんでレイジは今井くんにあんな態度取るのかな?
あっ!そうか!
大好きなお姉ちゃんを取られるかもしれないからヒヤヒヤなんだね(笑)
レイジってなんだかんだ言ってリンカの事好きなんだね……
レイジ、かわいいなぁ…
クスッ
と私が笑うと今井くんが
「ん?」
と私に向かって首を傾げたので
私は今井くんにこっそり近づいて耳打ちした
「ふふふ(笑)
どうもレイジが今井くんを目の敵にするのはリンカが心配だからみたい…
今井くんは他に好きな人がいるって
レイジは知らないから…
……ごめんね…
本当はレイジは凄く優しいんだよ?
こんな私の事もいつも気にかけてくれるから。何かあったら私に言って?
だからわかってあげて…?」
今井くんがこっちに振り返ったので
シッと自分の口に人差し指を当てて
「レイジには内緒」
と囁いてニコッと笑った
すると今井くんは
ちょっと考えるような仕草をして
「そっか…
ふーん気がついてないんだ」
よく聞き取れなかった私は
首を傾げた
???
すると私の頬を包み込むように
手で触れて
「ううん。こっちの話!!
何かあったら橘に言えばいいんだね?
でも俺の好きな人アイツ知ってるよ?
だからあんな態度なんだ…」
と私の頬に手を当てたまま
今井くんが言うから真っ赤になってドキドキしていると
リンカが来て、今井くんの手を掴むと
「今井まで盛るな」
と言って、私の顔を見てイタズラっ子のような笑顔でリンカが言った
「この野郎どもといると
アップルパイじゃなくて
ミカが食われるわ。
ミカは私が守る(笑)」
ぷっ(笑)
リンカかわいい〜
リンカならまだしも私がそういう目で見られるわけないじゃない…
小さい頃から、地味な私の顔はリンカの綺麗で華やかな顔を引き立ててきたんだから。
だからと言って、リンカに嫉妬なんて沸いたことない。
だって、同じ土俵になんて到底立てる
レベルじゃないし
リンカがその整いすぎた容姿で苦労する姿もたくさん見てきてるもの。
私は恋なんておこがましいし
リンカが幸せになってくれたらいいけど
下を向いて歩く生活はもう辞めなくちゃ
そうじゃないとこの心配性なリンカも
本気の恋は出来ないみたいだから。
少しずつ治すようには最近努力してきたけど
今日腰の辺りまである髪を
バッサリ切ろう!!
何かしないと変われないと思うから…
なんて多少脱線した事考えてたら
「ミカはカワイイわよ?
誰がなんと言おうと
ミカはカワイイ。ミカの可愛さは私が
ちゃんとわかってる!(笑)」
と輝かしい程の綺麗な顔で優しく微笑むリンカにジーーンときて
ちょっと胸が熱くなったのを
誤魔化すように
「あっ!アップルパイ!
切って持ってくるね!!」
と言って私もいそいそとキッチンへ入った。