かすみ草の恋


翌日


私の机の前にリンカが腰掛けてニコニコしながら
手作りお菓子を私の口の中に入れてくれた。


「ミ〜〜カ。
美味しい??どう??」


と言ってカワイイ顔で首を傾げて聞いてきた


私もニッコリ笑って

「うん、美味しいよっ!
リンカお菓子作りかなり上達したね〜」



「ふふふっ(笑)
ミカのおかげだよん。
手取り足取り教えて頂いて
おりますからぁ」


とふにゃあと笑った。


その時、クラスに今井くんが入ってきた


「山田〜!!今日の委員会の教室いつもと違うって〜」



「あ〜 今井??
うん、わかった! あっ!これ食べる?
ミカに褒められたから味は良いハズ!」


と今井くんと仲良く話している。


私は2人のやりとりを黙って見ていた



「えーー!本当かっ!?山田の作ったもんなんか怖いよ食うの…本当?橘??」


今井くんに話を降られた。


え?今井くん、私の名前知ってるの?


まぁ、リンカといつも一緒にいるから
名前くらい覚えてくれてるのかね?


今井くん…こんな私の名前覚えててくれてありがとうの気持ちとリンカのお菓子は本当に美味しいという気持ちを込めてニッコリ笑って言った


「…大丈夫。
リンカのお菓子の先生は私だから(笑)
あっ!でも私が作るのよりこのリンカのお菓子のが美味しいよ?」


と言ったら


今井くんが一瞬驚いたような顔で私を見
た後、すぐに悪戯っ子のような顔でニヤッと笑って


「…なら食べる…」


と言って私に向かって
口をあーんと開いた

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