彬へ・・・。
夜の食事一緒に食べようって事・・?

私はうとくて、気付いてあげれなかったね。

でもすごく、ドキドキした。

すごく嬉しかった。

その夜、やっと授業が終わり、教習所のロビーに戻ると、そこには、彬。あなたがいた。

早く帰ったはずなのに、どうして・・・


嬉しさを隠しながら次の日のバスの予約をする。

そうだ。その時に彬、あなたの電話番号でも覚えていれば、こんなに辛くなかったのに・・。

記入を終え、バスに乗るため外にでる。

二人きりの、時間。
話しは楽しくて時間を忘れそう・・。

「バスなかなか来ないね」と言った時、バスが目の前を通る。慌てて彬がバスを止め、方向が違うバスだったが最終バスだったので二人とも乗せてってもらったね。


バスの中には、1人いて、それは私の友達だった。その娘の後ろの席に、なんのためらいもなく、二人で座ったの。

密着してて、恥ずかしいのもあるけど・・
そばにいれる幸せが愛おしかった。

私と彬は、ほんと恋人みたいに友達の質問に答えてたね。友達が「出身は?」と聞くから、でしゃばったみたいな私は「大阪だよ〜」ってそこで彬が「今は東京だよー」とあいづち?
私たち・・
どんな関係なの・・・?

ホテルに着く。
彬がいつも通り、「ご飯食べよう」って言って来て、「すぐね!すぐ(笑っ)」


もう幸せで楽しくて・・
私は・・・・


私は・・・。


彬、なんでこんなに愛おしいの・・・


今日は彬の方がすぐロビーにきてた。
食堂に向かう・・テーブル席が空いてなくて、お座敷に初めて座る事になったの。誰も座っていない座敷・・そしたら彬が「ここ俺達の貸し切り〜♪」なんて言ってた・・
可愛くて、ほほえましかった。


途中でおじさん二人組が来ちゃって、彬は貸し切りじゃなくなって悔しかったのか、おじさんの真似をして私を笑わせて楽しませて、ゆったりとした時間が流れてた・・


食後はいつもどうり、ロビーで話が弾む。
今日は、好きなタイプを聞かれた。彬のタイプがなんとなくわかった。
見た目は関係ないと言う言葉にホッとした。
私は少し気付いて欲しくて「話しの合う人」といった。遠回しだけど、気付いてくれるかな・・

愛おしいと言う事を
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