彬へ・・・。
愛おしいと思う以外、なにもない。

好き。

好き。

大好き。


あなたが食事の時、私が「七三分けの眼鏡姿」すごくよかったよって言ったら、あなたは迷う事なく、眼鏡姿を私だけに見せてくれて・・七三の姿見せてくれて・・
特別扱い・・されてる気がして思い上がっては、彬と言う、人間にのめり込んでいた。


私・・はもう、・・・ダメだよ。
あなたがいないと不安定になってしまう・・

でも、あなたは違うのかな・・


彬が筆記テストの日。彬がロビーにいて、すごく不安・・?落ち着きがなかった。その日のバスは空いてる席がなくて、必然的に私達はとなり同士になったね。

私はあの時の彬の車窓の外を見る横顔を忘れた事はない。

切なくて、

はかなくて・・

触れたら、いなくなりそうな気がして・・

私は勇気付ける事も出来なかったけど・・。

沈黙がくるしくて、緊張している彬に「ガム食べる?」・・しかも開封してるのに・・なんて気の利かない女なんだろう。

つくづく自分の行動に腹が立つ。


でも彬は、笑顔で「サンキュ、な・・」
と切なくて笑ってくれた。
私にはあなたを喜ばすためのなにかが不足してる。それは初めての恋愛だから・・仕方ないけど、悔しい・・。


バスが教習所に着くと、ソサクサと彬は私を置いて教室に入っていった。


私の存在って何・・・・



遅れて、教室にいく私。廊下に友達と二人きりの彬がいて、私はさっきのがあったから、す通りしようとしたんだけど。目ではあなたを追ってて、気付いてたかは、わからないけど、あなたが私に親指を立て、グッと握り、「俺、頑張るから」って聞こえたような気がしたんだ。

だから私は、笑顔で「頑張れ」って返した。


言葉のないジェスチャー・・・私達は、どうして理解しあってるの?


お願いよ。



あの日々を返してください。


彬。
どこにいけば会えるんだろう・・・?



私はあなたに出会えたことは、運命だと思うの。

だって、あなたは東京にいて私は宮城・・
どうしてこの場所で会ったの?ホテルだって、私はホントは違ってたんだよ・・でも満員で、彬と同じホテルになったの。

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