彬へ・・・。
それにね・・私は本当は違う教習所に通うつもりだったのに・・

それも満員で、教習所が変わった。
そしてあなたに出会えたの。

ねぇ・・
これは運命だと言っちゃいけないのかな・・


でも私は今でも運命だと思ってるの。


だって、あの日々は運命だとしか言えないよ・・


彬、私はバカだよね。


笑って・・
バカだと罵って・・

愛しき人よ・・。


教習所に通い、筆記試験も終わり、実施授業が始まった。


そう。始まって・・すぐ私は、授業が終わり、一人でホテルまで歩いてる途中。

車が通る・・。

何となく・・その車を見ると彬が運転してて、彬は私に目で合図をした。
私はそんな
そんな、やり取りが嬉しくて、鼻歌・・歌っちゃうくらい、嬉しかったんだ。
こんな小さな出来事で色を変えていく恋は、どういう風にかわるのかな・・・。


うまくいってほしい。

それ以外考える事などない。

ただ・・彬も、そう願っていてくれたらと思うだけ・・。


私が実施授業で外に出るとき、お土産屋さんに連れてってもらえたんだ。そこで私は、迫る時間が怖くて、待ってるだけじゃだめなんだ。

自分からも誘わないと、と想い、彬に何か買っていこうと思ったの。
親へのお土産なんて、すぐ決まるのに、あなたへのお土産は、本当、恋した女の子状態で、甘いのが好きかなぁ〜?あぁ〜でも〜なんて何分もかかっちゃって、あとは、どう彬を誘って、渡すかだ。どうしようかな・・


なんて考えながら学校へ帰り、友達とロビーで話してたんだ。その時、彬が、こっちに向かって歩いてくる。

私へ・・?


あ、でも・・途中、女の子に話し掛けられちゃって、もう来てくれないなって思ったの。

でも彬は、その女の子を軽くあしらって、私へと歩いて来た。
「今日、何時に終わる?」「早めに終わるよ」
「じゃあ9時頃夕飯くわねぇ?」「うん」


そうやって運よく、あなたにお土産をあげるチャンスができたの。


夜が楽しみ。
彬、早く会いたい。


ホテルにつき
わたしはお土産を持って9時まで部屋で落ち着かずにいたんだ。

そして・・9時・・。


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