真実アイロニー【完結】


「何か形に残るモノを渡したいって思ってるんだけど、どんなのがいいかな」

「成程!そういう事ですか!喜んで協力します!」

「でも、玲織奈…何がいいかなあ」

「一人一人のメッセージカードとかは?」

「集まるかな」

「そこは私達の力の見せ所でしょ」

「何それ」


小島さんが意気揚々と言うから、時任さんが吹き出した。



「じゃあ、その用紙とかは先生が用意するから頼んでもいいかな?」

「はい!」

「写真とかも撮れないですかね?」

「うちにポラのカメラある!」

「本当?絵美香?」

「うん!明日持って来る!」

「わかった」


こうして、秘密裏に小早川へのサプライズ計画が進んで行った。
それから小早川を見送る前日にどうにかメッセージカード全員分が作成された。
< 165 / 205 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop