真実アイロニー【完結】
黒のセミロングでストレート。
右に光る校則違反の赤のピアス。
空を眺める姿。
きゃあきゃあとうるさい高校生の中で、静かに佇む君は、ハッキリ言えば異色だった。
そんな君の事を、気付けば自然と目で追っていた。
それは、最初は気になる生徒って理由で。
きっかけは、そんなモノだった。
担任になったからには、向き合いたいと思ったから。
だから、君に近付いたのは先生として、だったんだ。
右に光る校則違反の赤のピアス。
空を眺める姿。
きゃあきゃあとうるさい高校生の中で、静かに佇む君は、ハッキリ言えば異色だった。
そんな君の事を、気付けば自然と目で追っていた。
それは、最初は気になる生徒って理由で。
きっかけは、そんなモノだった。
担任になったからには、向き合いたいと思ったから。
だから、君に近付いたのは先生として、だったんだ。